老々介護・食養生・物語療法で家族を支える実践ブログ
父の口癖「お弁当には作り手の心が宿る」
101歳で亡くなった父には、 ワタミ宅食のお弁当を開けるたびに言う口癖がありました。
「丁寧に作ってくれている」
私は長い間、 「美味しい香りがするからだろう」 くらいにしか思っていませんでした。
しかし父は、 お弁当を作る人の“心”がわかると言うのです。
当時の私は、その意味がよくわかりませんでした。
私が40代で倒れた日──心筋梗塞で生死をさまよう
その意味がわかったのは、 私自身が40代で 心筋梗塞 で倒れたときでした。
毎日終電で帰る生活。 仲間も皆、同じ働き方。 がむしゃらに働くのが当たり前の時代でした。
ある朝、出勤しようと起き上がった瞬間、 胸に激痛が走り、意識が遠のきました。
救急車で運ばれ、 緊急カテーテル手術。
意識が戻ったのは、かなり後のことでした。
病院の流動食を口にした瞬間、私は“生かされた”と感じた
点滴治療の数日後、 病院から出された 温かいおかゆ を口にした瞬間、 私は強烈な感覚に包まれました。
「生きている」 「生かされた」
その感覚が、胸の奥からじわーっと広がりました。
そして不思議なことに、 見えるはずのない 病院の調理室の風景 が、 頭の中に鮮明に浮かんだのです。
- 真剣な表情でおかゆをかき混ぜる人
- 温度を確かめる手つき
- 命を支える食事を作る姿勢
私は悟りました。
“心がこもっていないと、この味にはならない”
病院の職員全員の想いが、 一杯のおかゆに宿っていたのです。
その瞬間、父の言葉の意味が胸に落ちた
そのとき、 父の口癖が突然、胸に落ちました。
「お弁当には作り手の心が宿る」
父はワタミ宅食のお弁当を開けるたびに、 作り手の心を感じ取っていたのです。
- 丁寧に盛り付けられたおかず
- 適温で届く安心
- 味付けの優しさ
- 高齢者の身体を思いやる栄養バランス
父はそれを“心”として受け取っていた。
私も、命の瀬戸際で初めて理解しました。
ワタミ宅食は、父にとって“命を支える食事”だった
父は毎日、 ワタミ宅食のお弁当を開けるたびに笑顔になりました。
「丁寧に作ってくれている」 「ありがたいな」
その言葉の裏には、 作り手の心を感じ取る父の“感性”があったのです。
そして今、私は確信しています。
食べ物には、作り手の心が宿る。 その心が、人の命を支える。
父が101歳まで生きられた理由の一つは、 間違いなくこの“心のこもった食事”でした。
この記事を読んでくださった方へ
もしあなたが、 家族の食事や介護で悩んでいるなら、 父の言葉が少しでも心の支えになれば嬉しく思います。
この記事が、あなたの介護の不安を少しでも軽くし、 あなた自身の心の支えになれば嬉しく思います。
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