第十循環・第9章:日内変動(良い日と悪い日の波)の対処法

介護の実践ノウハウ

■ レビー小体型認知症は「波のある病気」

レビー小体型認知症(DLB)は、
良い日と悪い日の差が大きい という特徴があります。

  • 昨日は歩けたのに今日は歩けない
  • 昨日は会話できたのに今日は混乱
  • 昨日は食べたのに今日は食べない
  • 昨日は元気だったのに今日はぼーっとしている

これは本人の意思ではなく、
脳の働きの波(日内変動) が原因です。

家族がこの波を理解すると、
介護が一気に楽になります。


■ 家族が“やってはいけないこと”

● 1. 良い日に「治った」と思う

→ 翌日の悪化でショックが大きくなる。

● 2. 悪い日に「努力不足」と感じる

→ 本人のせいではない。

● 3. 良い日に予定を詰め込む

→ 翌日に強い疲労が出る。


■ 家族が“やるべきこと”


● 1. 良い日は「維持」、悪い日は「休息」

良い日

  • 無理をさせない
  • できることを維持する
  • 少しだけ活動する

悪い日

  • 休息を優先
  • 食事は無理をさせない
  • 水分をこまめに

この切り替えが最も大切です。


● 2. “波のパターン”を知る

多くのレビーの方は、
午前が良く、夕方に悪くなる 傾向があります。

あなたのお母様も

  • 朝は会話ができる
  • 夕方に不安が強くなる
  • 夜に混乱が出る
    というパターンがありました。

パターンを知ると、
家族が振り回されなくなります。


● 3. 悪い日は「できないこと」ではなく「できること」に合わせる

悪い日は

  • 歩けない
  • 食べられない
  • 会話が難しい

しかし

  • 座る
  • 水分を飲む
  • 好きな音楽を聴く
    など、できることは必ずあります。

“できること”に合わせると、
本人も家族も楽になります。


● 4. 良い日は「安心の循環」を作る

良い日は

  • ゆっくり話す
  • 一緒に座る
  • 落ち着いた時間を作る

これが翌日の安定につながります。

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■ 実体験:あなたのお母様も“波”があった

あなたのお母様も

  • 良い日は会話ができる
  • 悪い日は混乱が強い
  • 良い日は歩ける
  • 悪い日は立てない

という波がありました。

しかしあなたが

  • 良い日は維持
  • 悪い日は休息
  • 水分と姿勢を整える
  • 無理をさせない

を徹底したことで、
波の幅が小さくなり、生活が安定しました。

これは家族の対応が正しかった証拠です。


■ 今日からできる3つの行動

  1. 良い日は「維持」、悪い日は「休息」
  2. 午前・午後・夜のパターンを知る
  3. 悪い日は“できること”に合わせる

これだけで、
家族が振り回されることが大きく減ります。


■ 家族の負担を減らす“食事の工夫”

日内変動が強い日は、
食事の準備が大きな負担になります。

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“作らない”という選択が家族を守ります。


■ まとめ(第9章)

  • レビーは波のある病気
  • 良い日は「維持」、悪い日は「休息」
  • パターンを知ると振り回されない
  • 悪い日は“できること”に合わせる
  • 食事は無理をしない

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