■ レビー小体型認知症は「波のある病気」
レビー小体型認知症(DLB)は、
良い日と悪い日の差が大きい という特徴があります。
- 昨日は歩けたのに今日は歩けない
- 昨日は会話できたのに今日は混乱
- 昨日は食べたのに今日は食べない
- 昨日は元気だったのに今日はぼーっとしている
これは本人の意思ではなく、
脳の働きの波(日内変動) が原因です。
家族がこの波を理解すると、
介護が一気に楽になります。
■ 家族が“やってはいけないこと”
● 1. 良い日に「治った」と思う
→ 翌日の悪化でショックが大きくなる。
● 2. 悪い日に「努力不足」と感じる
→ 本人のせいではない。
● 3. 良い日に予定を詰め込む
→ 翌日に強い疲労が出る。
■ 家族が“やるべきこと”
● 1. 良い日は「維持」、悪い日は「休息」
良い日
- 無理をさせない
- できることを維持する
- 少しだけ活動する
悪い日
- 休息を優先
- 食事は無理をさせない
- 水分をこまめに
この切り替えが最も大切です。
● 2. “波のパターン”を知る
多くのレビーの方は、
午前が良く、夕方に悪くなる 傾向があります。
あなたのお母様も
- 朝は会話ができる
- 夕方に不安が強くなる
- 夜に混乱が出る
というパターンがありました。
パターンを知ると、
家族が振り回されなくなります。
● 3. 悪い日は「できないこと」ではなく「できること」に合わせる
悪い日は
- 歩けない
- 食べられない
- 会話が難しい
しかし
- 座る
- 水分を飲む
- 好きな音楽を聴く
など、できることは必ずあります。
“できること”に合わせると、
本人も家族も楽になります。
● 4. 良い日は「安心の循環」を作る
良い日は
- ゆっくり話す
- 一緒に座る
- 落ち着いた時間を作る
これが翌日の安定につながります。
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■ 実体験:あなたのお母様も“波”があった
あなたのお母様も
- 良い日は会話ができる
- 悪い日は混乱が強い
- 良い日は歩ける
- 悪い日は立てない
という波がありました。
しかしあなたが
- 良い日は維持
- 悪い日は休息
- 水分と姿勢を整える
- 無理をさせない
を徹底したことで、
波の幅が小さくなり、生活が安定しました。
これは家族の対応が正しかった証拠です。
■ 今日からできる3つの行動
- 良い日は「維持」、悪い日は「休息」
- 午前・午後・夜のパターンを知る
- 悪い日は“できること”に合わせる
これだけで、
家族が振り回されることが大きく減ります。
■ 家族の負担を減らす“食事の工夫”
日内変動が強い日は、
食事の準備が大きな負担になります。
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- 悪い日は少量でも栄養が取れる
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日内変動がある日は、
“作らない”という選択が家族を守ります。
■ まとめ(第9章)
- レビーは波のある病気
- 良い日は「維持」、悪い日は「休息」
- パターンを知ると振り回されない
- 悪い日は“できること”に合わせる
- 食事は無理をしない
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