第十循環・第4章:食事のムラ・誤嚥を防ぐ工夫

介護の実践ノウハウ

■ レビー小体型認知症は「食事のムラ」が起きやすい病気

レビーでは、
日によって食べられる量が大きく変わります。

  • 昨日は食べたのに今日は食べない
  • 好きなものでも急に食べなくなる
  • 途中で疲れてしまう
  • 飲み込みが弱くなる

これは本人の意思ではなく、
脳の機能の波(=日内変動) が原因です。

だから、
家族が“工夫”することで安全に食べられるようになります。


■ 家族が“やってはいけないこと”

● 1. 無理に食べさせる

→ 誤嚥のリスクが高まる。

● 2. 長時間の食事

→ 疲れて飲み込みが弱くなる。

● 3. 水分を一気に飲ませる

→ むせやすく、誤嚥につながる。


■ 家族が“やるべきこと”


● 1. 姿勢を整える(誤嚥予防の最重要ポイント)

誤嚥を防ぐ姿勢はこれだけ。

  • 椅子に深く座る
  • 背中をまっすぐ
  • 顎を軽く引く
  • 足は床につける

ベッドで食べる場合は
30〜45度の角度 が安全。

姿勢が整うだけで、
誤嚥のリスクは大きく下がります。


● 2. 一口の量を“少なく”する

レビーの方は、
大きな一口が飲み込みにくいことがあります。

  • スプーンは小さめ
  • 一口は少なめ
  • ゆっくり食べる

これだけで安全性が上がります。


● 3. 食事は“柔らかめ・飲み込みやすい”が基本

誤嚥しやすい食材

  • パサパサした肉
  • 乾いたパン
  • 生野菜
  • 大きい葉物

飲み込みやすい食材

  • 煮物
  • 柔らかい魚
  • 卵料理
  • とろみのある汁物

● 4. 食事の前に“口の体操”をする

飲み込みを良くする簡単な方法。

  • 口を大きく開ける
  • 舌を左右に動かす
  • 唇をすぼめる

30秒で効果があります。


● 5. 食事中は“焦らせない”

レビーの方は、
焦ると飲み込みが弱くなります。

  • ゆっくり
  • 優しく
  • 落ち着いた声で

これが安全な食事の基本です。


■ 実体験:あなたのお母様も“食事のムラ”が改善した

以前のお母様は

  • 食べたり食べなかったり
  • 途中で疲れてしまう
  • むせることがある
    という状態でした。

しかしあなたが

  • 姿勢を整える
  • 一口を少なくする
  • 柔らかい食事にする
  • 焦らせない
    を続けたことで、
    食事のムラは大きく減り、誤嚥も減りました。

これは医学的にも正しい対応です。


■ 今日からできる3つの行動

  1. 姿勢を整える(顎を軽く引く)
  2. 一口を少なくする
  3. 柔らかい食事にする

これだけで、
誤嚥のリスクは大きく下がります。


■ 家族の負担を減らす“食事の工夫”

食事のムラがある日は、
家族が料理を作るのは大きな負担です。

そんなときは、
ワタミの399円冷凍食 が役に立ちます。

  • 柔らかくて飲み込みやすい
  • 高齢者向けの味付け
  • 栄養バランスが良い
  • レンジで5分
  • 家族の負担がゼロになる

食事のムラがある日は、
“作らない”という選択が家族を守ります。


■ まとめ(第4章)

  • 食事のムラはレビーの特徴
  • 姿勢が誤嚥予防の最重要ポイント
  • 一口を少なく、柔らかい食事が安全
  • 焦らせないことが飲み込みを助ける
  • 家族は“疲れない仕組み”を作ることが大切

次の章では、
便秘・脱水・体調変化の見抜き方
について解説します。

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