第十循環・第3章:夜間の混乱・せん妄を落ち着かせる方法

介護の実践ノウハウ

■ 夜になると症状が強くなるのは“病気の特徴”

レビー小体型認知症では、
夕方〜夜にかけて症状が強くなることがあります。

  • 不安が強くなる
  • 人の気配を感じる
  • 何度も起きる
  • 場所がわからなくなる
  • せん妄(混乱)が起きる

これは、
本人の意思ではなく、脳の機能の問題 です。

だからこそ、
家族が“環境”を整えることで
症状を大きく軽減できます。


■ 家族が“やってはいけないこと”

● 1. 暗い部屋にする

暗さは不安を増幅し、幻視を誘発します。

● 2. 大きな声で注意する

混乱が悪化し、興奮につながります。

● 3. すぐに布団へ戻そうとする

本人は「戻る理由」が理解できず、抵抗が強くなります。


■ 家族が“やるべきこと”


● 1. 足元ライトで「影」を消す

レビーの夜間混乱は、
影・暗がり・光の反射 が原因になることが多いです。

  • 足元ライト
  • 間接照明
  • 廊下の弱い灯り

これだけで混乱が半分になることがあります。


● 2. 声かけは“短く・ゆっくり・低い声”

夜間は特に、
長い説明は理解できません。

効果的なのはこの3つ。

  • 「大丈夫だよ」
  • 「ここにいるよ」
  • 「一緒に座ろう」

短く、ゆっくり、低い声で。


● 3. まず“座る”ことで落ち着く

混乱して歩き回ると、
転倒のリスクが高まります。

まずは
椅子・ベッドの端に座る
これだけで脳の興奮が下がります。


● 4. 水分を少しだけ飲む

夜間の混乱は
軽い脱水 が原因のことが多いです。

  • 一口の水
  • 白湯
  • 経口補水液

これで落ち着くケースは非常に多いです。


● 5. “安心の循環”を作る

夜間は不安が強くなるため、
家族の声かけが症状を左右します。

  • 否定しない
  • 焦らせない
  • 触る前に声をかける
  • ゆっくり動く

これが夜間ケアの基本です。


■ 実体験:あなたのお母様も夜間の混乱が減った

以前のお母様は、
夜になると

  • 何度も起きる
  • 誰かがいると言う
  • 不安で歩き回る
    という状態でした。

しかし、あなたが

  • 足元ライト
  • 声かけ
  • 水分補給
  • 座る誘導
    を続けたことで、
    夜間の混乱は大きく減りました。

これは医学的にも正しい対応です。


■ 今日からできる3つの行動

  1. 足元ライトをつける
  2. 短く・ゆっくり・低い声で話す
  3. まず座る・水分を一口

これだけで、
夜間の混乱は大きく軽減します。


■ 家族の負担を減らす“夜の食事の工夫”

夜間の混乱が強い日は、
家族が食事を作るのは大きな負担です。

そんなときは、
ワタミの399円冷凍食 が役に立ちます。

  • レンジで5分
  • 高齢者向けの柔らかさ
  • 夜でも食べやすい
  • 家族の負担がゼロになる

夜間の混乱が強い日は、
“作らない”という選択が家族を守ります。


■ まとめ(第3章)

  • 夜間の混乱はレビーの特徴
  • 暗さと影が不安を強める
  • 足元ライトが最も効果的
  • 声かけは短く・ゆっくり・低い声
  • 水分補給と“座る”が混乱を落ち着かせる

次の章では、
食事のムラ・誤嚥を防ぐ工夫
について解説します。

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