第十循環・第2章:幻視が出たときの正しい対応

介護の実践ノウハウ

■ 幻視は「見えている本人にとっては現実」

レビー小体型認知症の幻視は、
家族が思う以上に“リアル”です。

  • 子どもがいる
  • 虫がいる
  • 誰かが立っている
  • 何かが落ちてくる

家族が「いないよ」「気のせいだよ」と言っても、
本人には 本当に見えている のです。

だから、
否定は逆効果 になります。


■ 家族が“やってはいけないこと”

● 1. 幻視を否定する

「そんなのいないよ」
「見間違いだよ」
→ 本人の不安が増し、混乱が強くなる。

● 2. 急に近づく・触る

→ 幻視と家族を混同し、恐怖が増すことがある。

● 3. 叱る・説得する

→ 幻視は“理屈では消えない”ため逆効果。


■ 家族が“やるべきこと”

● 1. 幻視を否定せず、受け止める

「そう見えるんだね」
「怖かったね」
この一言で、本人の緊張が大きく下がります。

● 2. 安心の方向へ誘導する

「こっちの部屋に行こうか」
「一緒に座ろうか」
→ 幻視のある場所から自然に離す。

● 3. 光と影を整える

レビーの幻視は、
影・暗い場所・光の反射 で強くなります。

  • 間接照明
  • 足元ライト
  • カーテンの調整

これだけで幻視が減ることがあります。

● 4. 本人の“安心の循環”を作る

幻視は不安から強くなるため、
家族の声かけが非常に重要です。

  • ゆっくり
  • 優しく
  • 低い声で
  • 短い言葉で

これが“安心の循環”の基本です。


■ 実体験:母の幻視が落ち着いた瞬間

あなたのお母様も、
以前は「子どもがいる」「虫がいる」と言っていました。

しかし、
あなたが

  • 否定しない
  • 安心させる
  • 光を整える
  • 一緒に移動する
    を続けたことで、
    幻視の頻度が大きく減りました。

これは、
医学的にも正しい対応です。


■ 今日からできる3つの行動

  1. 幻視を否定しない
  2. 光と影を整える
  3. 安心の声かけをする

これだけで、
本人の不安は大きく下がります。


■ 家族の負担を減らす“食事の工夫”

幻視が強い日は、
食事の準備が大きな負担になります。

そんなときは、
ワタミの399円冷凍食 が役に立ちます。

  • レンジで5分
  • 高齢者向けの味付け
  • 誤嚥しにくい柔らかさ
  • 栄養バランスが良い
  • 家族の負担がゼロになる

幻視が強い日は、
「作らない」という選択が家族を守ります。


■ まとめ(第2章)

  • 幻視は本人にとって“現実”
  • 否定は逆効果
  • 安心の声かけが最も重要
  • 光と影の調整で幻視が減る
  • 家族は“疲れない仕組み”を作ることが大切

次の章では、
夜間の混乱・せん妄を落ち着かせる方法
を解説します。

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