第106回:光のケア“体編”—— 体のこわばりをゆるめる光のタッチ

介護の実践ノウハウ

■ 導入
レビー小体型認知症では、
体のこわばり(筋緊張)が突然強くなる ことがあります。

● 手足が固くなる
● 肩が上がる
● 歩き出しが重い
● 体が前に傾く
● 触れられると驚く

しかし、
光のケアを使えば、
体のこわばりをやわらかくゆるめるタッチ ができます。

今回は、
102歳の母の介護を通して見えてきた
体のこわばりをゆるめる光のタッチ をまとめます。


体のこわばりは“脳の緊張”から生まれる

筋肉が固くなるのは、
筋力の問題ではなく 脳の緊張 が原因です。

● 不安が強い
● 刺激に敏感
● 体の位置がわからない
● 気持ちの切り替えが難しい

光のタッチは、
この脳の緊張をやさしくほどきます。


① “ゆっくり触れる”だけで筋緊張が半分になる

レビーの体は、
早い動きにとても敏感です。

● ゆっくり近づく
● ゆっくり触れる
● ゆっくり支える

この「ゆっくり」が、
筋肉のこわばりを静かにゆるめます。


② “温かい手”が安心を伝える

手の温度は、
脳に直接「安心」を伝えます。

● 手を温めてから触れる
● 冷たい手で急に触らない
● 触れる前に声をかける

温かい手は、
光のケアの大切な要素です。


③ “広い面で触れる”と体がゆるむ

指先だけで触れると、
刺激が強く感じられます。

● 手のひら全体で触れる
● ゆっくり包み込む
● 圧をかけすぎない

広い面で触れると、
体が自然にゆるみます。


④ “呼吸に合わせる”と緊張がほどける

呼吸は、
筋肉の緊張と深くつながっています。

● 吸うときは待つ
● 吐くときにそっと触れる
● 呼吸のリズムに合わせる

呼吸に合わせるだけで、
体のこわばりが静かにほどけます。


⑤ “小さな成功”を一緒に確認する

体がゆるんだら、
小さな成功を一緒に確認する ことが大切です。

● 手が開いた
● 肩が下がった
● 歩き出しが軽くなった
● 表情がやわらいだ

これが、
体の回復を支える“光の栄養”になります。


まとめ

光の体ケアは、
筋緊張をやわらげるためのやさしい触れ方です。

  1. ゆっくり触れる
  2. 温かい手で安心を伝える
  3. 広い面で触れる
  4. 呼吸に合わせる
  5. 小さな成功を共有する

次回は、
第107回:光のケア“家族関係編”—— 家族の絆を深める光のコミュニケーション
をお届けします。

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