■ 導入
レビー小体型認知症では、
空間の感じ方が大きく揺れます。
● 影が怖く見える
● 距離感がつかみにくい
● 部屋が広く感じる
● 物の位置がわからない
● 空間の変化に敏感になる
しかし、
光のケアを使えば、
家庭そのものを “安心の場” に変えることができます。
今回は、
102歳の母の介護を通して見えてきた
光の空間ケアの実践法 をまとめます。
空間の不安は“脳の混線”から生まれる
空間が不安定に感じるのは、
性格ではなく 脳の混線 が原因です。
● 影が強く見える
● 距離感がつかみにくい
● 物の位置がわからない
● 空間が広く感じる
光のケアでは、
この混線をやさしく整え、
空間の安心感を取り戻します。
① “影を減らす”だけで不安が軽くなる
影はレビーの脳にとって
不安の引き金 になりやすい要素です。
● 間接照明を使う
● 暗い角をなくす
● カーテンを少し開ける
● 影が動かないようにする
影が減るだけで、
空間の不安が大きく軽くなります。
② “明るさを一定にする”と混乱が減る
明るさの急な変化は、
脳の混線を強めます。
● 部屋ごとの明るさを揃える
● 夜は柔らかい光にする
● 眩しすぎる光を避ける
一定の明るさは、
空間の安心を支える大切な要素です。
③ “動線をシンプルにする”と安心が増える
動線が複雑だと、
脳が余計な負荷を感じます。
● 物を減らす
● 通る道を広くする
● つまずく物を置かない
● よく使う物は固定する
動線がシンプルになると、
空間の安心が自然に増えます。
④ “声かけで空間を補う”
レビーでは、
視覚より 声の情報 のほうが届きやすいことがあります。
● ここに椅子があるよ
● こっちに行こうね
● ゆっくりでいいよ
● 大丈夫だよ
声かけは、
空間の不安を補う“光のガイド”です。
⑤ “小さな変化を避ける”と安心が続く
空間の変化は、
レビーの脳にとって大きな負担です。
● 物の位置を変えない
● 家具を動かさない
● 新しい物を急に置かない
小さな変化を避けるだけで、
安心が長く続きます。
まとめ
光の空間ケアは、
家庭を“安心の場”に変える力を持っています。
- 影を減らす
- 明るさを一定にする
- 動線をシンプルにする
- 声かけで空間を補う
- 小さな変化を避ける
次回は、
第104回:光のケア“時間編”—— 1日の流れを整える光のリズム
をお届けします。


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