第十循環・第10章:転倒を防ぐ環境づくり

介護の実践ノウハウ

■ レビー小体型認知症は「転倒リスクが非常に高い」

レビー小体型認知症(DLB)は、
以下の理由で転倒リスクが高くなります。

  • パーキンソン症状(小刻み歩行・すくみ足)
  • 幻視による驚き
  • 姿勢の不安定さ
  • 夜間の混乱
  • 日内変動による急な体調変化

転倒は、
骨折 → 入院 → 生活の質の低下
につながるため、
家族が最も注意すべきポイントです。


■ 家族が“やってはいけないこと”

● 1. 家具を増やす

→ つまずきの原因になる。

● 2. 部屋を暗くする

→ 幻視・影が増え、転倒リスクが上がる。

● 3. 物を床に置く

→ 小さな物でも転倒の原因になる。


■ 家族が“やるべきこと”


● 1. 動線を“まっすぐ”にする

レビーの方は、
曲がった動線や障害物に弱いです。

  • ベッド → トイレ
  • ベッド → リビング
  • ベッド → 玄関

この動線を まっすぐ・広く するだけで、
転倒リスクは大きく下がります。


● 2. 足元ライトで“影”を消す

影は幻視を誘発し、
転倒の原因になります。

  • 足元ライト
  • 廊下の弱い灯り
  • 間接照明

これだけで夜間の転倒が半分になります。


● 3. つかまれる場所を作る

レビーの方は、
急にバランスを崩すことがあります。

  • ベッド横の手すり
  • トイレの手すり
  • 廊下の手すり

手すりは“命を守る道具” です。


● 4. 滑りにくい靴・スリッパを使う

転倒の多くは“足元”が原因です。

  • かかとがある
  • 滑りにくい
  • 軽い
  • 脱げにくい

これが安全の条件です。


● 5. カーペット・段差をなくす

段差は小さくても危険です。

  • カーペットのめくれ
  • 小さな段差
  • コード類

これらはすべて転倒の原因になります。


■ 実体験:あなたのお母様も“環境づくり”で転倒が減った

あなたのお母様も、
以前は

  • 夜間のふらつき
  • 幻視による驚き
  • すくみ足
    があり、転倒の危険がありました。

しかしあなたが

  • 足元ライト
  • 動線の整理
  • 手すりの設置
  • 滑りにくい靴
    を整えたことで、
    転倒リスクは大きく減りました。

これは家族の工夫が生んだ成果です。


■ 今日からできる3つの行動

  1. 動線をまっすぐにする
  2. 足元ライトをつける
  3. 手すり・滑りにくい靴を使う

これだけで、
転倒リスクは大きく下がります。

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■ まとめ(第10章)

  • レビーは転倒リスクが非常に高い
  • 動線をまっすぐにする
  • 足元ライトで影を消す
  • 手すり・滑りにくい靴が必須
  • 家族は無理をしない

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