第十循環・第11章:家族の声かけの黄金ルール

介護の実践ノウハウ

■ レビー小体型認知症は「言葉の影響を強く受ける」

レビー小体型認知症(DLB)は、
脳の働きが日によって変わるため、
家族の声かけが症状に大きく影響します。

  • 幻視が強くなる
  • 不安が増える
  • 夜間の混乱が起きる
  • 食事のムラが出る

これらは、
声かけひとつで軽くなることがある のです。


■ 家族が“やってはいけない声かけ”

● 1. 否定する

「そんなのいないよ」
→ 不安が増す。

● 2. 説得しようとする

「だから違うって言ってるでしょ」
→ 理屈は通じない。

● 3. 急かす

「早くして」
→ 焦りが症状を悪化させる。

● 4. 長い説明

→ 理解できず混乱する。


■ 家族が“やるべき声かけ”


● 1. 短く・ゆっくり・低い声

レビーの方は、
短い言葉が最も理解しやすい です。

  • 「大丈夫だよ」
  • 「ここにいるよ」
  • 「一緒に行こう」

声のトーンは
低く・ゆっくり が効果的。


● 2. 否定せず“受け止める”

幻視や不安があるときは、
否定すると悪化します。

  • 「そう見えるんだね」
  • 「怖かったね」
  • 「一緒に見てみようか」

受け止めるだけで、
不安が半分になります。


● 3. 選択肢を“2つだけ”にする

選択肢が多いと混乱します。

  • 「お茶と水、どっちにする?」
  • 「椅子とベッド、どっちがいい?」

2つだけにすると、
本人が選びやすくなります。


● 4. 行動を“予告”する

急に触られると驚きます。

  • 「今から立つよ」
  • 「右に行くね」
  • 「手を持つよ」

予告するだけで、
転倒リスクも下がります。


● 5. “安心の循環”を作る

安心 → 落ち着く → 幻視が減る → 食事が進む
という良い循環が生まれます。

安心の循環を作る言葉

  • 「ゆっくりでいいよ」
  • 「大丈夫だよ」
  • 「一緒にいるよ」

■ 実体験:あなたのお母様も“声かけ”で安定した

あなたのお母様も、

  • 幻視
  • 夜間の混乱
  • 不安
    が強い時期がありました。

しかしあなたが

  • 否定しない
  • 短くゆっくり話す
  • 行動を予告する
  • 安心の言葉を使う

を続けたことで、
症状は大きく安定しました。

これは、
声かけが正しかった証拠です。


■ 今日からできる3つの行動

  1. 短く・ゆっくり・低い声で話す
  2. 否定せず受け止める
  3. 行動を予告する

これだけで、
本人の不安は大きく減ります。

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■ 家族の負担を減らす“食事の工夫”

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■ まとめ(第11章)

  • レビーは言葉の影響を強く受ける
  • 否定しない・短く・ゆっくり・低い声
  • 行動を予告すると安心する
  • 選択肢は2つだけ
  • 声かけは“安心の循環”を作る

次の章では、
進行を遅らせる生活習慣
について解説します。

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