第59回:レビー小体型認知症の“家族の心を守るケアの実践ワーク”(光の練習帳)

介護の実践ノウハウ

■ 導入
レビー小体型認知症の介護は、
知識だけではなく、
実際に手を動かして練習することで身につくケア が多くあります。

● 声のかけ方
● 触れ方
● 呼吸の合わせ方
● 物語の作り方
● 不安の受け止め方
● 夜の対応
● 家族の心の守り方

今回は、
102歳の母の介護で実際に使ってきた技術を
“練習形式”でまとめた
光の練習帳(ワークブック) をお届けします。


■ ワーク1:声の温度をつくる練習

● やること

次の3つの言葉を、
ゆっくり・低く・優しく言う練習。

  1. 大丈夫だよ
  2. ここにいるよ
  3. ゆっくりでいいよ

● ポイント

声の温度が変わると、
本人の表情が変わります。


■ ワーク2:幻視への“翻訳”練習

● やること

次の幻視の例を、
否定せずに“安心の言葉”に翻訳する。

例:
「子どもがいる」
→ 「そう見えたんだね。怖かったね。」

例:
「誰か立ってる」
→ 「大丈夫だよ。私はここにいるよ。」

● ポイント

否定しないだけで不安が半分に減ります。


■ ワーク3:夜の3ステップ練習

● やること

夜中に起きたと想定して、
次の3つを順番に言う練習。

  1. 「大丈夫だよ」
  2. 「今は夜だよ」
  3. 手を握る or 背中をさする

● ポイント

順番が大事。
この3つでほとんどの夜が落ち着きます。


■ ワーク4:こわばりへの“ゆっくり動作”練習

● やること

● ゆっくり立つ
● ゆっくり座る
● ゆっくり手を握る

を実際にやってみる。

● ポイント

“ゆっくり”は最強のケア技術。


■ ワーク5:物語療法の即興練習

● やること

次の3つの要素を入れて、
30秒の物語を作る。

  1. 守護の存在(光・天照大御神・十三仏など)
  2. 本人の価値(大切・守られている)
  3. 安心の未来(明日も光がある)

● 例

「あなたの心の庭に、
 今日も光が降りているよ。
 光の隊があなたを包んでいるから、
 明日も安心して過ごせるよ。」


■ ワーク6:未来予告の練習

● やること

次の行動を“先に伝える”練習。

● これから座るよ
● 今からご飯だよ
● あとでお茶にしようね

● ポイント

未来を先に伝えると不安が半分に減ります。


■ ワーク7:選択肢を減らす練習

● やること

次の質問を“2択”に変える。

×「何食べたい?」
○「お粥とパン、どっちがいい?」

×「どこに座る?」
○「ここに座ろうね。」

● ポイント

選択肢は2つまでが最適。


■ ワーク8:家族の心を守る“5分休息”

● やること

  1. 5分座る
  2. 深呼吸
  3. コーヒー
  4. 外の空気
  5. 誰かに話す

● ポイント

家族の心が守られてこそ、
本人の心も守られます。


■ ワーク9:光の記録をつける

● やること

今日の“光の瞬間”を1つ書く。

● 笑顔
● 安心
● 物語
● 奇跡
● 優しさ

● ポイント

記録は家族の心の支えになります。


■ ワーク10:今日の自分を褒める

● やること

今日できたことを3つ書く。

● ポイント

介護は“できたこと”を見ると続けられます。


■ まとめ

実践ワークは、
家族の不安を減らし、
ケアの質を高め、
本人の心を守る力になります。

  1. 声の温度
  2. 幻視の翻訳
  3. 夜の3ステップ
  4. ゆっくり動作
  5. 物語の即興
  6. 未来予告
  7. 選択肢を減らす
  8. 家族の休息
  9. 光の記録
  10. 自分を褒める

次回は、
第60回:レビー小体型認知症の“家族の心を守るケアの最終まとめ”(光の総決算)
をお届けします。

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