第58回:レビー小体型認知症の“家族の心を守るケアのQ&A集”(光の質問箱)

介護の実践ノウハウ

■ 導入
レビー小体型認知症の介護では、
家族が抱える疑問は尽きません。

● 幻視のときどうすれば?
● 夜中に起きたら?
● 転倒したら?
● こわばりが強い日は?
● 同じ質問を繰り返すのは?
● 家族の心が疲れたら?

私は102歳の母を支える中で、
これらの疑問に一つずつ向き合ってきました。

今回は、
特に多かった質問をまとめた
“光の質問箱(Q&A集)” をお届けします。


■ Q1:幻視が出たとき、どう対応すればいい?

● A:否定せず、まず“安心”を届ける

幻視は本人にとって現実です。

×「いないよ」
○「そう見えたんだね」
○「怖かったね」

そのあと、
「大丈夫だよ。ここにいるよ。」
と伝えると落ち着きます。


■ Q2:夜中に起きて不安そうなときは?

● A:3ステップで落ち着きます

  1. 「大丈夫だよ」
  2. 「今は夜だよ」
  3. 手を握る・背中をさする

この3つで、
ほとんどの夜が静かに戻ります。


■ Q3:転倒したとき、どう声をかければいい?

● A:“意味づけ”で心を救う

「大事にならなかったのは守られたからだよ。」
「まだ生きる力がある証だよ。」

恐怖が安心に変わります。


■ Q4:こわばりが強い日はどうすれば?

● A:“ゆっくり”が最強のケア

● ゆっくり立つ
● ゆっくり座る
● ゆっくり話す
● ゆっくり触れる

急がないことが最大の安心になります。


■ Q5:同じ質問を何度もされるのはなぜ?

● A:不安のサインです

質問に答える前に
「大丈夫だよ」
と伝えると、回数が減ります。


■ Q6:食事が進まない日はどうすれば?

● A:環境とペースを整える

● 一口を小さく
● 好きなものから
● 静かな環境
● 「一緒に食べようね」

焦らせないことが大切です。


■ Q7:急に混乱したときは?

● A:“脳のサイン”として受け止める

「変化は脳のサインだよ。ゆっくりでいいよ。」

焦らず寄り添うと、
30分ほどで落ち着きます。


■ Q8:不安が強い日はどうすれば?

● A:物語療法が効果的

「あなたの心の庭に光が降りているよ。」
「光の隊があなたを包んでいるよ。」

物語は心に直接届きます。


■ Q9:家族の心が疲れたときは?

● A:休むことも介護

● 5分座る
● 深呼吸
● コーヒー
● 外の空気
● 誰かに話す

家族の心が守られてこそ、
本人の心も守られます。


■ Q10:笑顔が出た瞬間はどうすれば?

● A:“光の記録”に残す

● 何がきっかけか
● どんな表情か
● どんな言葉をかけたか

記録は家族の心の支えになります。


■ まとめ

Q&Aは、
家族の不安を減らし、
「自分にもできる」と思える力になります。

  1. 幻視は否定しない
  2. 夜は3ステップ
  3. 転倒は意味づけ
  4. こわばりはゆっくり
  5. 質問は不安のサイン
  6. 食事はペース
  7. 混乱は脳のサイン
  8. 不安は物語で救う
  9. 家族の心も守る
  10. 笑顔は光の記録

次回は、
第59回:レビー小体型認知症の“家族の心を守るケアの実践ワーク”(光の練習帳)
をお届けします。

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