第62回:光のケアを“介護スタッフに伝える方法”(光の連携編)

介護の実践ノウハウ

■ 導入
レビー小体型認知症の介護は、
家族だけでなく、
介護スタッフとの連携 がとても重要です。

● スタッフにどう伝えるか
● どう共有するか
● どう理解してもらうか
● どう協力してもらうか

これらが整うと、
本人の心が安定し、
家族の負担も大きく減ります。

今回は、
102歳の母の介護で実際に行ってきた
“光のケアをスタッフに伝える方法” をまとめます。


■ ① まずは“短く・要点だけ”伝える

スタッフは多忙です。
長い説明より、
短く・要点だけ が効果的。

例:
「幻視は否定しないでください。」
「ゆっくり動いていただけると助かります。」
「夜は3ステップで落ち着きます。」


■ ② “理由”を添えると理解が深まる

ただお願いするだけではなく、
理由を添えると協力が得やすい

例:
「否定すると不安が強くなるので、
 まず安心を伝えていただけると助かります。」

例:
「急ぐとこわばりが強くなるので、
 ゆっくり動いていただけると安全です。」


■ ③ “成功例”を共有する

スタッフがうまく対応したときは、
必ず伝える。

例:
「さっきの声かけ、とても良かったです。」
「おかげで落ち着きました。」

成功体験は、
スタッフの協力を自然に引き出します。


■ ④ “光のケアのメモ”を渡す

短いメモを作り、
スタッフに共有する。

例:
● 大丈夫だよ
● 否定しない
● ゆっくり
● 夜は3ステップ
● 光の物語

紙1枚で十分です。


■ ⑤ “物語療法”はスタッフにも伝わる

物語は、
スタッフにも使ってもらえると効果が倍増。

例:
「光の隊が守ってくれていますよ。」
「心の庭に光が降りていますよ。」

スタッフが同じ言葉を使うと、
本人の安心感が大きくなります。


■ ⑥ “お願い”は具体的に

抽象的なお願いは伝わりにくい。

×「優しくしてください」
○「声を少し低く、ゆっくり話していただけると助かります」

×「気をつけてください」
○「立ち上がりのときだけ、手を添えていただけると安全です」


■ ⑦ “スタッフの負担を理解する姿勢”が大切

スタッフも人間です。
忙しい日もあります。

● 無理を言わない
● 感謝を伝える
● できたことを褒める

これだけで、
協力関係が大きく変わります。


■ ⑧ “情報共有”はこまめに

● 今日の様子
● 不安の強さ
● 幻視の有無
● こわばりの状態

これらをこまめに共有すると、
スタッフのケアが安定します。


■ ⑨ “家族とスタッフはチーム”という意識

家族とスタッフが対立すると、
本人が一番不安になります。

● 一緒に支える
● 一緒に見守る
● 一緒に安心を届ける

この意識が大切です。


■ ⑩ 光のケアは“連携”で完成する

光のケアは、
家族だけでも、
スタッフだけでも完成しません。

● 家族の優しさ
● スタッフの技術
● 物語の力
● 環境の整備

これらが合わさって、
“光のケア体系”が完成します。


■ まとめ

光のケアをスタッフに伝えると、
介護はチームの力になり、
本人の心が守られます。

  1. 短く要点だけ
  2. 理由を添える
  3. 成功例を共有
  4. 光のメモを渡す
  5. 物語を共有
  6. 具体的にお願いする
  7. スタッフの負担を理解する
  8. 情報共有をこまめに
  9. チーム意識
  10. 連携で光のケアが完成

次回は、
第63回:光のケアを“地域や外部サービスに伝える方法”(光の拡張編)
をお届けします。

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