第113回:光のケア“感情編”—— 急な不安・涙・怒りをやわらげる光の受け止め方

介護の実践ノウハウ

■ 導入
レビー小体型認知症では、
感情が突然大きく揺れる瞬間 があります。

● 理由のない不安
● 突然の涙
● 予期せぬ怒り
● 表情が固くなる
● 気持ちの切り替えが難しい

しかし、
光のケアを使えば、
揺れる感情を静かに受け止める寄り添い方 ができます。

今回は、
102歳の母の介護を通して見えてきた
急な感情の揺れをやわらげる光のケア をまとめます。


感情の揺れは“脳の混線”から生まれる

急な不安や涙、怒りは、
性格ではなく 脳の混線 が原因です。

● 気持ちの切り替えが難しい
● 小さな刺激が大きく感じられる
● 理由が説明できない
● 自分でもコントロールできない

光のケアでは、
この混線をやさしく整えます。


① “ゆっくり近づく”だけで感情が半分落ち着く

感情が揺れているとき、
早い動きは刺激になります。

● ゆっくり近づく
● ゆっくり座る
● ゆっくり手を差し出す

この「ゆっくり」が、
感情の波を静かに弱めます。


② “光の言葉”で心を包む

揺れる感情には、
短くて温かい言葉が効果的です。

● 大丈夫だよ
● ここにいるよ
● ゆっくりでいいよ
● 一緒にいるよ
● 光が守っているよ

これらの言葉は、
心の奥に届く“光のクッション”です。


③ “否定しない・正さない”が感情を守る

感情が揺れているときに
否定や説明は逆効果です。

● 「そんなことないよ」は言わない
● 「落ち着いて」は避ける
● 「どうして?」と聞かない

ただ受け止めることが、
感情を静かに整えます。


④ “そっと触れる”と安心が広がる

触れ方は、
感情の揺れをやわらげる大切な要素です。

● 手をそっと握る
● 肩に軽く触れる
● 背中を支える

この“そっと”が、
心の緊張を溶かします。


⑤ “小さな安心”を積み重ねる

感情の揺れは、
小さな安心の積み重ね で落ち着きます。

● 深呼吸
● 温かい飲み物
● ゆっくりした声
● 手を添える

これらの安心が、
感情の波を静かに鎮めます。


まとめ

光の感情ケアは、
急な不安・涙・怒りをやわらげるためのやさしい受け止め方です。

  1. ゆっくり近づく
  2. 光の言葉で包む
  3. 否定しない・正さない
  4. そっと触れて安心を伝える
  5. 小さな安心を積み重ねる

次回は、
第114回:光のケア“記憶編”—— 記憶の揺れをやわらげる光の関わり方
をお届けします。

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