■ 導入
レビー小体型認知症のケアは、
長期戦 です。
幻視、妄想、昼夜逆転、感情の波。
家族は毎日、予測できない出来事に向き合います。
その中で最も危険なのは、
家族が疲れ切ってしまうこと。
家族が倒れると、
本人も救えなくなります。
私は102歳の母を介護する中で、
「距離の取り方」を身につけたことで、
母も私も救われました。
今回は、
家族が疲れ切らないための
“正しい距離の取り方” をまとめます。
■ ① 完璧を目指さない
家族はどうしても、
「全部やらなきゃ」と思ってしまいます。
しかし、
レビー小体型認知症は長期戦。
完璧を目指すと、
必ず心が折れます。
● できる日だけでいい
● できない日は休んでいい
● 今日は無理、でいい
これが、長く続けるための第一歩です。
■ ② “距離を置くこと”は逃げではない
家族が距離を置くと、
「申し訳ない」
「私がやらなきゃ」
と罪悪感が出ます。
しかし、
距離を置くことは 逃げではありません。
むしろ、
家族が倒れないための戦略 です。
私は母の介護で、
「今日は距離を置く日」
と決めた日が何度もありました。
そのおかげで、
翌日は優しく接することができました。
■ ③ “短時間の関わり”でも効果はある
家族は長時間そばにいなくても、
短い時間で十分効果があります。
● 5分だけ手を握る
● 3分だけ声をかける
● 1分だけ安心の言葉を言う
これだけで、
母の表情は変わりました。
大事なのは 時間の長さではなく、質 です。
■ ④ “役割分担”は家族を救う
家族が一人で抱えると、
必ず限界が来ます。
● 兄弟
● 親戚
● 介護職
● ケアマネ
● デイサービス
● ショートステイ
誰か一人でも関わる人が増えると、
家族の負担は劇的に減ります。
私は、
母の介護で「役割分担」をしたことで、
心が軽くなりました。
■ ⑤ “感情の距離”を置く
身体の距離だけでなく、
感情の距離 も大切です。
幻視や妄想が強いとき、
家族はどうしても心が揺れます。
しかし、
「これは病気の症状」
と理解すると、
感情が巻き込まれにくくなります。
● 怒り
● 悲しみ
● 罪悪感
これらは、
距離を置くことで軽くなります。
■ ⑥ “自分の時間”を必ず作る
家族が倒れないためには、
自分の時間 が必要です。
● 散歩
● カフェ
● 昼寝
● 趣味
● 友人との会話
どれも、
心を守るための大切な時間です。
私は、
母の介護の合間に
「10分の散歩」を必ず入れていました。
これだけで、
心が驚くほど軽くなりました。
■ ⑦ “プロに任せる勇気”を持つ
家族が全部やる必要はありません。
● デイサービス
● ショートステイ
● 訪問介護
● 看護師
● ケアマネ
プロに任せることは、
家族の心を守るための大切な選択です。
母も、
プロの力を借りることで
安心して過ごせる時間が増えました。
■ ⑧ 家族が笑うと、本人も笑う
家族が疲れ切っていると、
本人も不安になります。
逆に、
家族が笑顔だと、
本人の表情も柔らかくなります。
家族の心の状態は、
本人にそのまま伝わります。
だからこそ、
家族が笑うための“距離”が必要 なのです。
■ まとめ
家族が疲れ切らないためには、
次の7つが重要です。
- 完璧を目指さない
- 距離を置くことは逃げではない
- 短時間の関わりでも効果はある
- 役割分担をする
- 感情の距離を置く
- 自分の時間を作る
- プロに任せる勇気
- 家族が笑うと本人も笑う
次回は、
「レビー小体型認知症の“良い日”と“悪い日”の波をどう読むか」
をお届けします。


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