■ 導入
レビー小体型認知症の介護では、
毎日の生活そのものが重く感じる瞬間 があります。
● 家事が進まない
● 生活動作に時間がかかる
● 小さな変化に心が揺れる
● 予定が崩れやすい
● 家族の負担が増える
しかし、
光のケアを生活に取り入れることで、
暮らし全体が軽くなる工夫 ができます。
今回は、
102歳の母の介護を通して見えてきた
生活を軽くする光の工夫 をまとめます。
生活の重さは“脳の負荷”から生まれる
生活が重く感じるのは、
性格ではなく 脳の負荷 が原因です。
● 予定の切り替えが難しい
● 物の位置がわからない
● 動作がゆっくりになる
● 気持ちが沈みやすい
光のケアでは、
この負荷をやさしく減らし、
生活の流れを整えます。
① “物の位置を固定する”だけで生活が軽くなる
レビーでは、
物の位置が変わるだけで混乱が起きます。
● よく使う物は固定
● テーブルの上はシンプルに
● 物を増やさない
● 片付けはゆっくり一緒に
位置が固定されると、
生活の負荷が大きく減ります。
② “動作を分ける”とスムーズに進む
一度に複数の動作をすると、
脳の混線が起きやすくなります。
● 立つ → 止まる → 歩く
● 食べる → 飲む → 休む
● 着替える → 座る → 整える
動作を分けるだけで、
生活がスムーズになります。
③ “声かけで生活をガイドする”
視覚より、
声の情報のほうが届きやすい ことがあります。
● ここに椅子があるよ
● ゆっくりでいいよ
● 次はこれをしようね
● 大丈夫、一緒にやるよ
声かけは、
生活の流れを支える“光のガイド”です。
④ “小さな成功を生活に散りばめる”
生活の中に
小さな成功を意図的に作る ことが大切です。
● コップを持てた
● 一口食べられた
● 立ち上がれた
● 表情がやわらいだ
これらの成功が、
生活の安心を育てます。
⑤ “家族の負担を軽くする仕組み”を作る
家族の生活も守る必要があります。
● 家事は完璧を目指さない
● できる日はまとめてやる
● 介護サービスを活用する
● 役割を分担する
仕組みができると、
家族の心が軽くなります。
まとめ
光の生活ケアは、
暮らしを軽くするためのやさしい工夫です。
- 物の位置を固定する
- 動作を分ける
- 声かけで生活をガイドする
- 小さな成功を散りばめる
- 家族の負担を軽くする仕組みを作る
次回は、
第109回:光のケア“夜編”—— 夜の不安と混乱をやわらげる光の整え方
をお届けします。


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